初心者の株知識

裁定取引・先物取引の仕組み

裁定取引

先物市場と現物市場の価格差を利用して、確実かつリスクなしで取引を行なう方が「最低取引」です。 先物取引を利用した取引なので、取引終了日(限月)までに、反対売買によって差金決済します。具体的に説明します。 例えばAの銘柄が、先物市場では2000円、現物市場では1000円で取引されていたとして、このとき割高な先物市場のものを売り、指定する限月までに買い戻す契約をします。 一方、現物市場では同じ銘柄を買います。そうすると先物市場は徐々に価格が下がり、現物市場の方は徐々に上がります。 最終的には理論上で現物市場の価格と先物市場の価格は一致します。 先物とはあくまで投資家のレーシック 予測によって動いているので当然予測された日が近づけば、現物に近づいていきます。 こうして両者の差が縮まると、日経225 反対売買、つまり先物市場では買い戻し、現物市場では売り抜けるのです。 それで、利ザヤが稼げます。どう動いても儲かるわけですから、裁定取引をした時点ですでに利益は確定しているといえます。 しかし、現実には先物取引が主流なので、現物を買っても「日経二二五先物」なら、225種買わなければならないのですから、大変な資金力が必要になってしまいます。 また、裁定取引を解消するために現物売りをすると、当然現物の株価は下がります。 もし、日経二二五の銘柄全部を大量に売りに出せば、株価が大暴落する恐れもあり、実際に、90年に株価が急落した原因は、この裁定解消のための現物売りが引き金になっているともいわれています。

先物取引の仕組み

1982年にアメリカで導入された制度で、ある株式を、将来特定の日に定められた数量、価格で受け渡しをすることを決めておく取引を「先物とりひき」といいます。 日本では87年に大阪証券取引所で「株式先物五〇」が発売されたのを始めに、88年に東京証券取引所が「日経二二五先物」を発売しました。 これはともに株価指数を株式のように取り扱って売買するというものです。 つまりダウ(日経平均)という名称の美容整形 株が登場したのです。 株価指数といっても、先物取引の場合は実際の株と同じように扱うのですから、将来日経平均が上がると予測する人はこれを買えばいいし、下がると予測するなら売ればいいのです。